27 Sep, 2017

【イベントレポート】『9/22 “ODD FRIDAY” @ Sound Museum VISION』

music

 

「埋もれた情報を提供する」のがTIMELESS TIMES。
今回の記事はそれにはもってこいのイベントレポートとなった。

 
 

東京、渋谷。

 

ナイト・シティライフの代表的クラブは、道玄坂に位置するSound Museum VISION。台風前の大雨の中、KPTOKYO 率いるスケーター達と界隈のユース達はかなりの頭数が集った。

  
 

“ODD FRIDAY”

 

それは気まぐれに「奇数の金曜日」に開催される、埋もれたトーキョーのスケーターたちによる、埋もれたスケーター達のためのイベント。
告知してから数多くのスケートビデオのクリエイター達が殺到して作品を応募してくる。その中から選定された作品達が、ODD FRIDAYの会場で流れるというシステムだ。

 
 
  


  

今回は、KPTOKYO、Whiff Diary、Eazy M!ss & Lesque、Hellrazor、Tachikawa Skateboard Film、Taz Tokyo、O.V.P.、Convenienceがスクリーンをジャック。

  

ブースは、OG、Madarah、Sonovashinogi、Haruka Katagata、Chombonoakuma、R.U. as Willow、Special Guest、Garrison Medzと、アンダーグラウンドなメンツがジャックした。

  

いつもはスケボーに乗っているはずのキッズ達は代わりに似合わない傘を手に、雨が染み込んだボロボロの靴を踏みしめ空っぽの財布を握りエントランスに押し寄せてみるものの、セキュリティは未成年を容赦無くバリア。

  

なけなしの金を惜しんだスケーター達から主催者の久保氏への電話が鳴り止まぬ中、通称「ファミマ前」にほとんどがずぶ濡れになりながら溜まっている状態でVISIONのDeep SpaceでODD FRIDAYが幕を開けた。

  

メインフロアではKANDYTOWN、鎮座DOPENESSなどの有名アーティスト達がショーケースを行なっていた。VISIONに訪れた客の7割はそちらがお目当。キラキラのフロアとは裏腹、Deep Space というフロアはその名の通りディープな集まりとなった。こんなにギャップが激しいVISIONは初めて目にした。

 


 

maab

 

壁にはフライヤーのモデルともなった重要人物、真のイスラム教徒スケーターMaabの十数点の作品が飾られていた。母を亡くした思いがキャンバスに叩きつけられていた。

 


 

og

 

まずはバイナルのディグりっぷりに関してはベテランのOGがオープニングを自身の選定したDub、Houseなどのセレクトでリード。彼は今回のビデオバッシュ中の作品にも出演しているWhiff Diaryの一員でもある。

  


 

madarah

 

次はMadarah。SP-404のみで魅せる、こもった耳触りとチョッピングが特徴的なDJ・ビートメイカー。旬のヒップホップから、チルなインスト。終盤には日本語ラップを響かせ、ライブに繋げていった様は観客を徐々にDeep Spaceに引き寄せた。

  


 

juce

 

ここで名を伏せたSpecial Guest が登場。ブース裏のテーブルに乗り喫煙エリアまで響かせた声は、スケーター達をさらに引き寄せる。正真正銘のB-boyの単刀直入なリリックが観客に突き刺さった。

 

Special Guestの最後の一曲にR.U as Willowが参戦。このタッグの掛け合いはたくさんのリスナーの心に火をつけただろう。同じく影に隠れたラッパーは、TIMELESSのカメラを奪い取ってしまった。

  


  

videoplays

  
  

ライブが終わると、フロア内にピンピンに張られたシミ付きのシーツに、映像が浮かび上がる。クルー達が集結し、激しい盛り上がりにワンカットずつのペースで歓声が上がった。

  


 
 
  

映像が終わると、被せてくるように誰かがマイク越しに吠えた。

 
  
 

「ユウマ、ツヨシ!どこだおめえら!」

 
  
 

garrison

 

Garrison Medzだ。
世界的レゲエシンガーの息子の声は図太すぎた。全員が咄嗟に反応し、ユウマとツヨシをステージに呼んだ。何事かと訳の分からぬまま二人は一枚ずつデッキを渡された。

 
  

「おめえらのプロモデル出たぞ!!」

 
  

練馬区は光が丘代表のデッキ・アパレルブランド兼スケートショップ、TAZTOKYOから二人のプロモデルのデッキがその場で発表された。
全員が吠えた。めでたいアナウンスメントに、酒が売れまくる。

  

panda

pandadeck

  
 

yuma

yumadeck

  
  
  
  
  


  
  

引き続きGarrison MedzのDJが鳴り響く。トーキョーの裏ボスの不規則な変曲とライオンのようなシャウトに、Deep Spaceはメインフロアの客をも巻き込み揺れた。
酒が飛ぶように売れまくる。

  

homies

  

 

sonovashinogi

  

出身のジャマイカのリアルな音源とギャングスタラップを交えたミックスに、Sonovashinogiがフェードイン。
序盤はヒップホップ、終盤はネクストのHaruka Katagataに合わせてジャンルはハウスにブレンドイン。さすがの「その場しのぎ」。

  
  

ラストは頭まで掘りつくされたタトゥーでおなじみのChombonoakuma。MPCとバイナルでクラシックかつハイプなセレクトでODD FRIDAYの終わりを告げた。

  

chombonoakuma

  
  
  

まだまだ終われないヘッズ達は残ってマイクを握ったり、ブース裏で何やら怪しい行動をとったりと、粘り強い奴らばかりだった。最終的にキックアウトを食らうと、いつもの溜まり場「ファミマ前」に泥酔した面子が小雨の中にいた。夜を振り返ったり、映像を称え合ったり、シリアスな話を深めたり。

  
  

そしてゲロに溺れたり。

 
  

outsiders1

   

outsiders2

 
  
 

「奇数の金曜日」が明けた。
渋谷の朝は秋の訪れを感じさせる涼しさが漂っていた。その涼しさのせいか、東京がご無沙汰なのか−
楽しかった夜とは裏腹、この街の人間それぞれが抱えている何かを肌で感じることができた。

 
  

ただ一つ言えることは、こんな冷たい街だからこそ、同じカルチャーで生きる者たちが団結しなくては何も始まらないということ。

  
  

そのためにODD FRIDAY があるのかもしれない。

 
 
 


 
 
 

KPTOKYO
http://www.kptokyo.com/
 
Sound Museum Vision
http://www.vision-tokyo.com/
 
Taz Tokyo
https://www.taztokyo.com/
 
Lesque
http://lesque.com/
 
Eazy M!ss
http://eazymiss.com/
 
Hellrazor
http://www.hellrazor-online.com/

 
 

Madarah
https://soundcloud.com/madarah_1990

 

Special Guest (Bazbee Stoop)
https://soundcloud.com/bazbeestoop

 

R.U. as Willow
https://soundcloud.com/willowlurks

 

Sonovashinogi 
(ODD FRIDAY LIVE REC)

https://www.mixcloud.com/kawamotoyuji/

 

Haruka Katagata 
(from HOLE AND HOLLAND)

https://soundcloud.com/hole-and-holland

 
 

Text&Photo By TimelessTimes

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