28 Jun, 2017

「後追いで終わらない。独自のストリートブランドを、日本人はいかにしてつくるのか」。急成長中のブランドが対談「NOTHIN’ SPECIAL × WHIMSY」

fashion

「日本人であるということ」。海を挟んだ向こう、アメリカが起源とされるストリートカルチャーに身を置くものであれば、それを意識せずにはいられないのかもしれない。そのアイデンティティを持ちながら、後追いで終わらない、独自のストリートブランドをつくるとは? 大阪発とNY発、急成長を続ける二つのブランドが語り合う。
 


 

大阪育ち、10年来の旧友がNYCで再会


 
 

「NYの空気感とジャパニーズクオリティの融合」をテーマにNYから発信されるストリートブランド、NOTHIN’ SPECIAL(ナッシン・スペシャル)。ストリートアイコンが手がけるブランドというわけではなく、ましてや約束された何かがそこにあったわけでもない。ストリートカルチャーの発信源であるNYに日本人が単身で飛び込み、ブランドのスローガン"Built Something Out of Nothing(何もないところから作られた)”を自らで体現してきた。足掛け2年が経つ現在、日本だけでなくNYやパリの有名セレクトショップにも展開され、世界を舞台に着々と支持を集める。この気鋭のストリートブランドを手がけるのは、デザイナー松岡諒(まつおかりょう:31歳)氏だ。

 
その彼が先月、NYで再会を果たしたのは、同じく大阪出身、同年代で10年来の馴染みだという、中井宗太(なかいそうた:30歳)氏。“スケーターが作る、スケーターのためのソックスブランド”として話題の「WHIMSY(ウィムジー)」の仕掛け人だ。同ブランドは、遊び心がふんだんに散りばめられたプロダクトはもちろんのこと、日本各地でゲリラ的なポップアップショップの開催や、今春にはブランド立ち上げから1年半足らずで、初の店舗となる「COFLO(コーフロー)」もオープンするなど、その動向は人々を飽きさせない。

 
日本とアメリカ。遠く離れた二つの地で、各々に活躍をする旧知の二人が再会するということで実現したのが、今回の企画。「改めてこんな風に話すことないよな」と馴染みならではの恥じらいもはらみつつ、対談は始まった。

 
 

自分の衝動から真っ直ぐ溢れ出てるエネルギーは人を惹きつけるし、人を動かす


 
 

—10年来の仲だというお二方ですが、まずは出会いを教えてください。

 
中井:覚えてます?
松岡:覚えてない(笑)。知らん間に出会ってたみたいな感じやね。
中井:共通の先輩がやってる「Fedup(フェダップ ※)」っていうお店が大阪にあって。その先輩はスケートもするし、ビートも作るし、それでいてお店もやってて後輩の面倒も見てるような人で。その人をきっかけに、それまで顔見知り程度だったまっちゃん(松岡)と仲良くなったかなと。
松岡:「木曜会」っていう、毎週木曜仕事終わった後に、フェダップのオフィス行って、チルしてスケボーしに行くっていう恒例行事があったんだよね。
中井:そうそう。僕たちが遊ぶようになった原点ですね。

※幅広くも厳選されたラインナップのストリートブランドや、大阪を中心とするアンダーグラウンドなHIPHOPなどの音源も多数扱うセレクトショップ

 

—初めて会った時のお互いの印象はいかがでしたか?

 
中井:僕はぶっちゃけ、当時のまっちゃんがナッシンを始めるなんて予想だにしなかった。だって、そのパッションがある人だっていう印象はなかったから(笑)。なんか「やってやんぞ」ってタイプではなかったイメージ。
松岡:もともと(自分のブランドを)やりたいって気持ちはあったんやけど、FIVESTAR(ファイブスター ※2)に所属してたってこともあって、具体的に動き出すまではそういったことは一切口に出してなかったなぁ。
中井:僕みたいなやつって、飲んだら「わー、やるぞー!」ってタイプだと思うんですけど、まっちゃんは一切言わないんですよ。

※大阪にあるストリートブランド中心に扱う老舗セレクトショップ

 

—その当時の二人からすれば、まさかNYで対談するとは思いもしなかったでしょうね。

 
中井:そうそう。二人でギャグやねって(笑)。自分たちが一番おもしろがっております。

 

—よかったです(笑)。では、それぞれのブランド創立のお話からお願いします。

 
中井:僕、2年前まで某ストリートブランドで給料をいただいて働いていたんですね。こんなこというのもあれなんやけど、ブランドのロゴTシャツっていうのがどうもダメで。ロゴTシャツを着てるやつに「グッと」こないというのか(笑)。だけど、たとえば「あっ、このコーヒー屋おいしいよな」って自分が思っているコーヒー屋のTシャツとか着てる人いたら「ええやん」ってなるんすよね。そういう服の着方してる人が好きで。伝わるかなコレ。
それで、さぁ自分のブランドやりたいって時に、ロゴTシャツ作ったら恥ずかしくて自分じゃ着られないなって思ったんですね。そこで、違う括りのものを作って、「〜屋さんが作るTシャツ」ってすれば僕自身が気持ちいいかなと。それで靴下屋にしました。

 

—「一念発起で靴下屋」というわけではなかった。

 
中井:「スケートには靴下が必要だから、開発するか」ってなったっていうよりは、かなりヨコシマですね(笑)。

 

—潔くて好きです。ナッシン・スペシャルはいかがでしょう?

 
松岡:ナッシン・スペシャルは、NYのサブカルチャーを日本人特有の繊細なクオリティで表現できればという思いがありまして。そして、それをどこまで突き詰めることができるかを試してみたくて始めました。

 

—ブランド発足当初、マーケットはどちらに重きを置いていましたか?

 
松岡:どこをメインにとかは正直考えて無かってんけど、もちろん立ち上げ当初から世界に発信することを前提に動いていて、色々な場所に話を持って行ってました。大阪の時とは違って「こんなんやりたい」とか「やってやんぞ」ってことをずっと言い続けて、それがどんどん形になってきたかな。

 

—大阪時代にはそれを内に秘めていた、と。

 
中井:そうそうそう。でも、「どうやらNY でまっちゃんが爆発してるぞ」っていうのが耳に入ってきて、いい仲間といい環境で遊んでるまっちゃんみて、「おー、熱い」って。大阪時代のまっちゃんから考えると、まさかこうなるとはって感じ。
松岡:多分みんなそう思ってるんちゃうかな(笑)。松岡急にどないしてんって(笑)。

 

—ウィムジーは大阪を拠点に活動する理由はありますか?

 
中井:特別大阪に、というのではなく、今も住んでるからそこでやってる、っていうのが一番の理由ですかね。僕はこうやって歳をとって行く中で、まっちゃんみたいにアメリカに「住む」って考えは思いつかなかったですもん。どちらかといえば、日本人である僕が捉えるアメリカを日本から、おもしろおかしく落とし込む方にフォーカスを置いているというか。

 

—なるほど。ウィムジーが「日本から」という視点である一方で、ナッシン・スペシャルはブランド立ち上げに際して、日本ではなくNYを選ばれましたね。

 
松岡:やっぱりNYをテーマにした物を作る以上は、少しでもこっちに住まないと説得力に欠けると思ったんですよね。一度目は個人旅行で、二度目は買い付けでNYに来る機会があってんけど、二度目の時に「あれ、住めるんちゃうかな?」って思ったのがきっかけでNYを拠点にすることを決めました。

中井:賭けっすよね。

松岡:渡米後すぐに「ACAPULCO GOLD (アカプルコゴールド ※1)」で働かせてもらえるようになったのはとても重要な出来事だった。ちょうどサンプルセールやってて、その会場で「なんか手伝えることあったらやらして欲しい」って伝えたんです。「それなら早速明日から、オフィス来て」って言われて、NY生活がスタート。

中井:起点はやっぱり、まっちゃんのその熱量だと思うんですよね。自分の衝動から真っ直ぐ溢れ出てるエネルギーは人を惹きつけるし、人を動かすと思うんです。その現場には対峙してなかったですけどまっちゃんに会ってみて思いました、「やっぱり爆発してるんや」って。

※Supremeの元デザイナーが2006年に立ち上げた、NYを拠点とするストリートブランド。

 

 

日常生活の中に沢山ヒントが隠されている


 
 

—大阪時代に秘めていたその熱量の爆発。渡米からわずか2年で世界での取り扱いが決まり、話題を集めるナッシン・スペシャルですが、NYで日本人がストリートブランドを運営するってどういうことなんでしょう。

 

松岡:NYを拠点にストリートブランドを運営するって、僕のようなブランドだとすごく理に適っているとは思います。それは日本に帰ると一層感じることやねんけど。ブランドの要素であるNYの空気感、それはたとえば街中にあるデリだったり、標識だったり、ショッピングバッグ一つにしても、日常生活の中に沢山ヒントが隠されている。それに加えて、Phony Ppl(フォニー・ピープル ※1)やこうき※2みたいに周りに同じ感覚を持った仲間が多くいるこの環境はすごく強みやなと思ってて。だから、逆にそーた(中井)みたいに日本でカッコいいことをやり続けるってのは今の僕には出来ないことやから率直にすごいと思う。
中井:こっち(NY)のその辺にある中華料理屋の看板って、悔しいけどかっこいいですもん、日本の珉珉より(笑)。でも、そこで「NYに住んでる」ってことを、背伸びせずにやってるからいいなって。奢らずに地に足つけて、日本人の生真面目さをプロダクトに落とし込むところがまっちゃんの強みであり魅力なんだなって思います。

※1 ニューヨーク、ブルックリンを拠点に活動する注目の若手5人組バンド。ナッシン・スペシャルと親交が深く、毎シーズンのビジュアルルックのモデルも担当。
※2 佐藤康気(こうき) ニューヨークを拠点に活動する写真家。これまでのナッシン・スペシャルの全てのシーズンルックのビジュアルを手掛けており、ナッシン・スペシャルを語る上で欠かせない存在。

 

—その独自の強みが、ナッシン・スペシャルが日本だけでなく、アメリカのOpening Ceremony(オープニング・セレモニー ※1) だったり、フランスのColette(コレット ※2)での取り扱いにも繋がっている。

 
松岡:僕自身はアメリカっぽいもの作ってるなと思っててんけど、アメリカ人からすればナッシン・スペシャルのプロダクトは「日本のプロダクト」らしくて。めっちゃ日本ぽいってみんなが口を揃えて言う。そこがうまくハマったのかなと思うんだけど。アメリカ人って日本のブランド好きだから。
中井:へー、そうなんや。いい意味でアメリカに寄せてきたなって感じるのかな。
松岡:NYのストリートのその雰囲気がベースにあって、そこに日本人が作ってるっていうニュアンスが見えるって感じみたいで。

中井:これってキーポイントですね。なるほどって思いました。ちなみに、日本に住む僕らにしたら、ナッシンのプロダクトって日本のブランドには見えないすけどね。その日本っぽさがないというか。
松岡:そうなんだよね。日本のお客さんはナッシンを海外の人がやってるブランドだと思うみたい。だからどちらにも上手くハマったのかなって。

※1 2002年に"新しいショッピング体験"をコンセプトに立ち上げられたNYを拠点とするセレクトショップ。従来のセレクトショップと一線を画したその斬新なアイデアは瞬く間にアメリカの人気ショップの地位を確立した。
※2 誕生して今年で20年。トレンドの発信源としてファッションやビューティー、音楽など、最新のプロダクトを取り扱う老舗セレクトショップ。

 

 

カルチャーが生まれる瞬間をもっとフィジカルに日本で感じられれば


 
 

—ウィムジーも海外進出はお考えでしょうか?

 
中井:うん、いつでも良いんですけどね。ただ、僕たちウィムジーが伝えたいことを、まず日本で伝えられてからかなと思ってます。しっかり日本で地に足つけて多くの人を巻き込むことができれば、海外の人が見た時にクールって思うのかなって。
結局、僕らってアメリカのカルチャーに感化されてきたけど、そこを見てるだけではいけないんだなと思う。カルチャーが生まれる瞬間をもっとフィジカルに日本で感じられれば、僕らの下の世代からもっとクールなやつらが出てくるんじゃないかなと思うんです。だから、そんな環境を提供していきたい。

 

—いつまでもアメリカ発のカルチャーのフォロワーでいてはダメだということですよね?

 
中井:そうですね。もっと若い子が、触れて匂いを嗅げるようなカルチャーが、自分たちの生活の中にないといけない。僕らが憧れてきたものって、遥か向こう、海を渡ったアメリカのものだったから。その、海の向こうで起こったことを見てるだけでなく、もっと近いところで感じられるような、そういうきっかけになれればと思ってウィムジーはいろんなことを仕掛けてますね。お客さんが参加できるようなブランドにしていきたい。だって、海の向こうのカルチャーよりも、自分の目の前で起きていることの方が、経験値として高いでしょ?

 

—現在、ウィムジーが支持されているのはそのフィジカルな部分かと思います。

 
中井:まだそこまで来てないすけどね(笑)。でもここまでやってこられたのは、日本にあるシーンで、誰かが「やってること」と「やってないこと」を並べて、「やってないこと」を提案し続けた結果かなと思ってます。あとはその仕掛けのスピード感。現在のウィムジーは、ラッキーパンチ継続中って感じですね!

 

—そのスピード感はなかなか持続できないものですよ。ポップアップを日本中で開催し、ブランド立ち上げから1年半足らずでお店もオープンと、話題の尽きない印象があります。

 
松岡:NYからみてても、続けてるなーっていうのが伝わるもんね。
中井:「めっちゃ動いてるね」ってよく言われるんですけど、その見せ方も「ブランディング」だと思ってて。そういうのは常々考えてますね。

 

—「日本人らしさ」という点を除いて、拠点も展開も全く異なる二つのブランドですが、それぞれのブランドに対して思うことを教えてください。

 
中井:その日本人っぽさとか、良いところが一杯詰まっているブランドであるナッシングはこれからどんどん先へ行くんやろーなーって感じてます。何て言うんすかね...、応援してます。別にお互いに競争する訳でもないしね。
松岡:僕らも毎年一回はポップアップできたらなって思ったのは、そーたの動きみて感化された部分は強い。ポップアップを日本各地でやったり、映画館借りてスケートビデオを流すみたいなおもしろいことをあのスピード感でなかなかできへんと思うのよ。
中井:大変やったもん(笑)。
松岡:しかもそのそーたの仕掛けに対して、クールな人たちが集まってるのを見ると、まじリスペクトです。
中井:いやいやいや。カタカナで恐縮です(笑)。

 

 

効率とか合理性じゃない


 
 

—ちなみに、NYのストリートシーンについてはどういった印象でしょう。

 
中井:ストリートカルチャーって元来ものすごく生活に近いカルチャーだと思うんです。ストリート(路上)ですから。NYの人はストリートカルチャーが自然と実生活に溶け込んでる印象ですかね。
松岡:今はアメリカ人じゃなくても、いろんな人種の人が文化を作れるような状態なのかなって思うよ。これまでは、他の国の人たちがアメリカの文化を追い求めていたんだけど、今度はアメリカ人が、他の文化に興味を持ち出してるのかなって感じる。

 

—では、大阪のストリートシーンについては?

 
松岡:僕はもう2年半も離れてるからあれなんだけど、ウィムジーを筆頭になんかをやりだそうとしてる人が増えてるのかなって思うんだけど、どう?
中井:やっぱり、外から見るとそう見えるみたいですね。東京とか行っても、そう言われるんですけど、実際そんなことないんですけどね。大阪が特別みたいな感じはないんです。
10年前だと僕、大阪では何も始めてなかったですね。今となってはこういうの(iPhoneを指しながら)が普及して、動きを見せやすくなった。少し前だったら、東京以外で何か始まるって無理だったんじゃないかなと。

 

—確かに、SNSのおかげで圧倒的に見せやすくなりましたね、しかもリアルタイムで。お店に行かなくてもインターネット上でワンクリックすれば服が手元に届く時代にもなった。そうなると、ブランドのプロモーション方法も変わってきてますよね。その点についてはどうお考えでしょうか?

 
中井:僕は、SNSめちゃくちゃ重要やと思ってますね。お店に行かなくてもネットでショッピングできちゃう時代においては、SNSをいかに使うかってことが肝だと思ってる。何でみんなネットで買うのか、って考えた時に「多分お店がおもしろくないんだろうな」と。行くのもめんどくさいし、なんやったら、愛想も悪いし、みたいな(笑)。でも、そんな時代だからこそ、逆にリアルな場である店に賭けた方がいいと思ってて。素敵な空間を作って、その様子をこれ(SNS)を使って発信する。言葉ではなく、視覚的に「フィジカルが大事なんだよ」って伝える。そうすれば、今現在のネットで済ませるって状況はひっくり返ると思ってる。だから、この状態をおもしろいと僕は思ってますね。
松岡:同感ですね。店員さんと会話して買った方が思い入れや愛着っていうのはより強いものになると思う。僕の場合は、SNSではシーズンルックとかビジュアルイメージのみ配信。そのデザインができるまでのストーリーなどは全部文章にして、取り扱い店舗に送るカタログにまとめてる。販売してくれる店員さんがお客さんに伝えてくれればいいなと思ってやっています。やっぱり、プロダクトのストーリーは口で伝わるのが一番いい。
中井:人の手を経て渡って行くっていう方が、物販の一番理想の形。そこをスキップしてしまうと、味のないサラダになってしまうやん(笑)。「〜さんが採った野菜でさ」みたいな方がうまいでしょ。

 

—作った人の「顔が見える」と、そのブランドへのロイヤリティもグンと上がる。となると、ストーリーを伝えるほど、「日本人が作るストリートブランド」が持つ独自のアピールというのは、日本人、海外の人どちらに対しても強くなりますね。

 
松岡:ていうのもあって、ローカルのストリートウェアブランドやセレクトショップの動きがよりストリートのファッションをおもしろくさせるんじゃないかと。
中井:というのかそうでないとカルチャーとかシーンっていう、そのものの必要がなくなってしまう。決してオンラインに比べると効率的ではないんですけどね。でも、効率とか合理性じゃないんですよ。

 

—共通の思いが端々にあるお二人ですが、それぞれのブランドが交わることはあるんでしょうか?

 
中井:「秋にジョイントワークが控えてるぜ」とか全くないです(笑)。

松岡:何日か前にジョイントワークの話を二人でしてて、結局「お互い、まだ自分のこと成し遂げてないっしょ」ってことで落ち着きました。

中井:そんなこと言いつつも、たとえばやりたい場所だったり、やりたい時期が被ったりしたら「一緒にやっちゃう?」なんてこともあるかもしれないですけど。この間柄なんで、いつでも手を取れるし、手繋いでなくても手繋いでるような関係かなと思ってるんで。

 

—「ナッシン×ウィムジー」楽しみです。それぞれの5年後の展望を教えてください。

 
松岡:これも全くないです(笑)。

中井:あちゃー。言ったっすね(笑)。
松岡:1年後のこともわかれへんのに、5年後のことなんてもっとわかれへん(笑)。みんなが喜ぶようなおもしろいことをどんどんアップデートしてやり続けて行きたいっていうのはもちろんやけどね。展望というか、夢なら…いつかNIKE(ナイキ)さんとAir Force 1(エア・フォース・ワン)作りたいです。

中井:いま、ウィムジー初の店舗「COFLO(コーフロー)」は雑居ビルの中にあるんですよ。だから3年でそれを路面におろしたいっていうのはあります。この5年の目標は場所。フィジカルっすね。全てを体現・体感できる何かに置き換えていきたいなと。

 

—では、最後の質問です。二人にとってストリートカルチャーとは。

 
松岡:情熱大陸的なやつきた(笑)。
中井:これ恥ずかしくなるやつでしょ(笑)。強いて言うならば、僕にとってのストリートカルチャーってKNOW WAVEのエーロン・バンダロフかな。まさに僕の好きなものを体現してる人だし、仕掛けのスピード感もそうだし、「うまいな」って。ドンズバです。“あえて”何かに逆行して仕掛けるあの感じ、もう「センセイ」です。
松岡:そーたにとってはエーロンが“ストリートカルチャー”なのね。
中井:もし、ストリートカルチャーをクサく言ってしまうなら「そんなの存在しなくて、もはやライフスタイルだよ」ってなってしまうんですけどね。でもこれ言ってしまうと、後で恥ずかしなりそうなんで(笑)。
松岡:えーやつ持ってるわ。僕、何もないねんけど。
中井:ライフスタイル使ってええっすよ。太字で「そんなのないよ。ライフスタイルだよ」って出てるかもしれないっすね(笑)。

松岡:じゃあそれで(笑) 。

 

—最後最後詐欺なんですけど、最後に何か一言ありますか?

 
中井:「CHILL OUT(チルアウト)」ください!
松岡:「恐縮です!」

 
 

■ NOTHIN’ SPECIAL
http://www.nothinspecial.nyc/

 

■ WHIMSY
http://whimsysocks.com/

 

CREDIT
Photographer: Koki Sato
Text:Stoop Kid

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